How to Recreate Saber from Type-Moon's Fate/Stay Night in 3D
Saberを2Dキャラクターではなく、静かな人形造形として立ち上げ直した作品だ。イラストレーター兼コンセプトアーティストのSarah Paivaは、Fate/stay nightのSaberをもとに、典型的なアニメ風ではなくBJD人形に近い顔立ちと質感を選び、3D作品を完成させた。 · 鎧を取り除いたシルエット · 制作の出発点は、2024年に作った胸像コンセプトだった。当時3Dモデルには発展しな
Saberを2Dキャラクターではなく、静かな人形造形として立ち上げ直した作品だ。イラストレーター兼コンセプトアーティストのSarah Paivaは、Fate/stay nightのSaberをもとに、典型的なアニメ風ではなくBJD人形に近い顔立ちと質感を選び、3D作品を完成させた。
鎧を取り除いたシルエット
制作の出発点は、2024年に作った胸像コンセプトだった。当時3Dモデルには発展しなかったアイデアを再び取り出し、直接的な造形へと発展させた。公式のArtoria Pendragon画像や衣装のしわの写真などを参考にしたが、鎧は形の柔軟さを損なうと判断して省いた。その選択により、キャラクターの武装したイメージを再現するよりも、顔やポーズ、布の流れに視線が集まる構成になった。
単純な形から始めた造形
Paivaは、腕を円柱、胴体を球として配置する単純なブロックアウトでポーズを決めてから、細部を加えていった。最初は左右対称の状態で体を作り、その後最終ポーズへ移行し、造形はZBrushで行った。服の構造を理解するために幅広い参考資料を別途調べたことも、平面的なデザインをさまざまな角度から成立する立体へ変換する過程の核心だった。
金属素材ではなく「塗られた金」の感覚
彩色はZBrushのPolypaintで処理した。肌には赤みのある暖色と微細な質感を加え、衣装はしわや光の届きにくい部分を暗く調整した。特に金色の部分は金属素材をそのまま適用するのではなく、手で彩色した彫像のように見えるよう表現した。レンダリングにはMarmoset Toolbag、最終調整にはPhotoshopを使用し、強いコントラストよりも穏やかな照明を目指した。
Fate/stay nightはTYPE-MOON初の商業作品で、聖杯をめぐる魔術師とサーヴァントの戦いを描いたビジュアルノベルだ。原作の日本初版は2004年1月30日に発売されており、この3D作品はそのゲームの新たな移植版や続編ではなく、Saberのデザインを個人的に立体化して解釈した事例である。