Unreal EngineでリアルタイムにFlow Mapをペイントする

空の動きをブラシで指定する · `Real-Time Flow Map Painting in Unreal Engine` は、Unreal Engine 5内で空のテクスチャの動きを直接ペイントする機能を扱う。一般的なFlow Mapシェーディングで目立つことのある雲の縁の反復や、空の上部の歪みを減らすことが目的だ。ユーザーはブラシでどの領域を動かすか、どの方向へ流すかを決め、ひとつの空テクス

空の動きをブラシで指定する

Real-Time Flow Map Painting in Unreal Engine は、Unreal Engine 5内で空のテクスチャの動きを直接ペイントする機能を扱う。一般的なFlow Mapシェーディングで目立つことのある雲の縁の反復や、空の上部の歪みを減らすことが目的だ。ユーザーはブラシでどの領域を動かすか、どの方向へ流すかを決め、ひとつの空テクスチャにも異なる移動経路を与えられる。

方向と速度を分けて制御する構造

ペイントした方向データがアニメーションの経路となり、ブラシを重ねた領域はより速く動くよう設定できる。そのため、パノラマ全体を同じ速度で回転させる方法に比べ、雲の層の一部だけをゆっくり流したり、特定部分の動きを強調したりしやすい。マスクと方向を同時に扱えるため、シーンの照明方向や構図に合わせて、空の変化が必要な部分を細かく調整できる。

ベイク後も再編集する

この機能は、結果をベイクしてプリセットとして保存し、後から同じ流れを呼び出して修正できる非破壊ワークフローを掲げている。つまり、反復的なテクスチャ移動が問題になる場合は、フローデータを描き直して修正でき、毎回ボリューメトリック雲を使わなくても空のアニメーション演出を調整できる。

ライティング作業との連携

このツールは、World Lightingアクターに含まれる予定のLighting Suite機能のひとつとして紹介された。アクターをシーンに配置してプリセットを適用し、太陽の位置検出や、空に合わせた強度・色の補正機能も併用する構想だ。したがってFlow Mapペインティングは単独の効果というより、空の動きと光源の方向性を合わせるためのライティング作業フローの一部と見ることができる。

出典: 80 Level — Real-Time Flow Map Painting in Unreal Engine、Karim Yasserによる機能説明