TIFF、『Drawn Universes: Visions in Animation』のラインナップを発表

トロントのTIFF Lightboxは、11月19日にDrawn Universes: Visions in Animationをスタートさせる。アニメーション監督の湯浅政明が自ら選んだ長編17本と短編4本を一つのプログラムにまとめた上映シリーズで、特定の国や時代を代表する作品リストではなく、一人のクリエイターの視点でつないだアニメーションの系譜である点が核心だ。 · 古典と現代作品を併せて鑑賞す

トロントのTIFF Lightboxは、11月19日にDrawn Universes: Visions in Animationをスタートさせる。アニメーション監督の湯浅政明が自ら選んだ長編17本と短編4本を一つのプログラムにまとめた上映シリーズで、特定の国や時代を代表する作品リストではなく、一人のクリエイターの視点でつないだアニメーションの系譜である点が核心だ。

古典と現代作品を併せて鑑賞する構成

オープニング作品はポール・グリモーの*The King and the Mockingbird*。選出作品には、*Pinocchio*、*ルパン三世 カリオストロの城*、*AKIRA*、*Fantastic Planet*、*トイ・ストーリー3*に加え、*時をかける少女*、*リズと青い鳥*も含まれる。初期長編アニメーションの技術的達成から、日本のアニメーション、ヨーロッパの実験的作品、デジタル時代の大手スタジオ映画までを、同じ上映の文脈で比較できる構成だ。

監督が自ら紹介する2作品

上映期間中には湯浅政明とのトークが予定されており、リチャード・ウィリアムズの*The Thief and the Cobbler: A Moment in Time*と、高畑勲の*赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道*の上映を本人が直接紹介する。単に影響を受けた作品を列挙するだけでなく、選出の背景をクリエイター自身の言葉で聞ける点が、このシリーズの差別化要素だ。

2か月にわたる上映

プログラムは2026年11月19日から12月29日まで、TIFF Lightboxで開催される。異なる制作環境と美学を持つ作品を同じキュレーターの選択で配置することで、アニメーションを一つの固定されたジャンルではなく、技法と物語が絶えず拡張してきた映画形式として俯瞰する。

出典: TIFF発表資料 · Animation Magazine