VFX Artist Shared Advanced Whitewater Solver Based on Wētā's Research
Alexander VasilenkoのGuided Bubbles & Wet Foam Solverは、Houdiniで水中の気泡と水面の泡を異なる方法で計算するホワイトウォーターソルバーだ。基本的な流体シミュレーションの上にパーティクルを載せるだけでなく、水中の気泡と周囲の流体が互いに影響し合う双方向結合を適用して、気泡の動きを扱う。 · 気泡が水の流れにも反応する仕組み · Wētā FX
Alexander VasilenkoのGuided Bubbles & Wet Foam Solverは、Houdiniで水中の気泡と水面の泡を異なる方法で計算するホワイトウォーターソルバーだ。基本的な流体シミュレーションの上にパーティクルを載せるだけでなく、水中の気泡と周囲の流体が互いに影響し合う双方向結合を適用して、気泡の動きを扱う。
気泡が水の流れにも反応する仕組み
Wētā FXの研究は、気泡を個々の空気粒子として扱い、周囲の流体と結合させる方法を示している。Vasilenkoの実装もこのアプローチに従い、気泡の周囲で流体を局所的に再シミュレーションする。従来のHoudiniホワイトウォーターソルバーのように、流体の速度場が一方的にパーティクルを押し流す方式と比べると、気泡が流体速度にフィードバックを与える点が異なる。
水面では「ウェットフォーム」を別途計算
気泡が水面に到達すると泡に変換され、この泡は水面の2Dマニフォールド上でSPH方式により処理される。粘性、凝集、水面との摩擦を適用し、表面法線方向の力を取り除いた後、パーティクルを再び水面へ投影する。これにより、泡が水面に付着して流れる性質を独立して調整できる。
研究論文そのままではなく、視覚的な選択肢
制作者は凝集力の計算において、原論文のアクティブパーティクルの体積スケールだけでなく、近傍パーティクルの体積スケールも選択できるようにした。後者の場合、泡の集まりがより自然に見えるというのが制作者の説明だ。つまりこのソルバーは、Wētā FXの研究による物理モデルを出発点としながら、ショットで求められる泡の密度やまとまり具合を調整できるよう拡張したHoudini向けの実装である。
出典: 80 Level紹介記事 · Wētā FX研究資料