2027年アカデミー賞短編映画候補:『Cosmonauts』監督レオ・チェルニッチ

宇宙クルーズをめぐる三つの物語 · 2026年制作のアニメーション短編『Cosmonauts』の舞台は、シングル向けの星間クルーズ船「ポンペルモ・エクスプレス」だ。この船に集まった孤独な乗客たちは、星々の間でキスやスキンシップ、あるいは愛の痕跡を追い求める。作品は広大な宇宙を背景にしながらも、焦点を当てるのは、誰かと関係を築きたいと願う登場人物たちの極めて私的な欲望だ。 · 異なる愛のかたち ·

宇宙クルーズをめぐる三つの物語

2026年制作のアニメーション短編『Cosmonauts』の舞台は、シングル向けの星間クルーズ船「ポンペルモ・エクスプレス」だ。この船に集まった孤独な乗客たちは、星々の間でキスやスキンシップ、あるいは愛の痕跡を追い求める。作品は広大な宇宙を背景にしながらも、焦点を当てるのは、誰かと関係を築きたいと願う登場人物たちの極めて私的な欲望だ。

異なる愛のかたち

物語はデルフィノ、リタ、ジェンプの3人を並行して追う。レザー製のBDSM衣装をまとったデルフィノは真実の愛を信じ、乗客たちからほとんど気づかれない清掃員のリタは自分の日常に耐えている。研究のために乗船した冷笑的な科学者ジェンプもまた、旅の中で個人的な感情と向き合うことになる。3人の動きは、それぞれ異なる立場から、愛を求めてどこまで進めるのかを問いかける。

荒々しい2Dの質感で描く宇宙

レオ・チェルニッチは監督・脚本・アートディレクション・アニメーションを担当。作品は上映時間14分10秒の2D手描きコンピューターアニメーションとして制作された。滑らかな宇宙のイメージではなく、アンダーグラウンド・コミックスに近い粗く有機的な質感を選ぶことで、欲望と脆さが共存する船内の雰囲気を作り出している。Finta FilmとStargara.ITが制作し、RTV Sloveniaが共同制作、Miyu Distributionが配給・セールスを担当する。

Cartoon Brewによると、本作はブカレスト・アニマエストでトロフィーを受賞したことで、アカデミー賞への出品資格を得た。

出典: Finta Film公式作品ページ · Cartoon Brew